2024.07.01
浮気・不倫事情
離婚後の慰謝料請求について
離婚後に慰謝料を請求する流れについてご説明いたします。
①時効を迎えていないか確認する
慰謝料請求権の時効は、パートナーの不倫に気づいてから3年以内、また、不倫が原因で離婚に至った場合の時効は、離婚日から3年以内です。
②離婚前の不倫の証拠を集める
重要な証拠とは、「相手と肉体関係を持った証拠」、「既婚者と分かっていながら付き合っていたことを示す証拠」となります。
③慰謝料の請求額を決める
不倫の期間や頻度、不倫相手との関係性、不倫による精神的苦痛の程度、離婚の原因や経緯、双方の年齢と収入などの要素を踏まえて慰謝料の請求額を決めます。
④内容証明郵便を送付する
離婚や慰謝料の話し合いに応じない場合は、内容証明郵便を送付します。
⑤合意しない場合は調停を検討する
調停は、裁判所の調停委員が双方の話を聞いて合意に導きます。
調停や訴訟で支払いが確定したにも関わらず、相手が支払わない場合には強制執行による差し押さえが実施されます。
以上のように、離婚後に慰謝料を請求することが可能かどうかは、「婚姻中の相手による有責行為の有無」、「離婚時に慰謝料を請求しないという約束をしたか」、「時効が成立していないか」などによって変わります。
パートナーの浮気、不倫により離婚を検討している方、または不倫相手へ慰謝料を請求したいと考えている方は、ライト探偵事務所までご相談ください。